この記憶の片隅に

好きを忘れないためのブログ。

2019/10/14 Austin Mahone Japan Tour 2019 with Special Guest Travis Japan

 

  

あまりに今更感が漂うのですが、せっかくはてなブログを開設したことだし、今まで貯め込んでいたコンサート所感やらなんやらを加筆修正して公開しようと思い立ちまして。

自分で持っておくよりネットにアップロードしておいたほうが読みやすいし、データは圧迫しないし(写真を手元に置いておきたい気持ちが強すぎて、常にスマートフォンの容量と闘っています)あわよくば似た考えの人に出会えるかなーという気持ちもちょっと。

とかなんとか言っていたんですけど、書き終わったら7000字の超大作になってしまったので、完全に自己満足記事となってしまいました。

 

今回は、Travis Japan*1スペシャルゲストとして呼ばれた、オースティンマホーンさん*2の日本ツアーの横浜アリーナ公演へと参加してきたときのTravis Japanについての記録です。

 

 

トラジャ*3コーナー、それはそれは盛りだくさんでした。トラジャ単独パフォーマンスのセットリストは下記の順番通りです。色んなところで紹介されてるかと思いますが、これがないと話の流れが取りづらいため一応書き記しておきます。紫文字がトラジャのオリジナル曲(持ち歌)です。

VOLCANO、仮面舞踏会、SHAKE、 A・RA・SHI、シンデレラガール 、Yes! I Scream、Lock Lock、Unique Tigers、Take it Make it、Happy Groovy、愛のかたまり、Sugar、世界に一つだけの花夢のHollywood 

セットリスト見るだけで分かる盛りだくさん感。ゲストだよね??オースティンありがとう。もちろん最高に楽しかったから時間の経過はあっという間でしたが、Lock Lockあたりで「まだやってくれるんだ?!」の気持ちになる。この時点でUnique Tigers以外は定点ダンス動画*4含めパフォーマンス動画が出ていたのでより一層楽しむことができました。ありがとうジュニアチャンネル*5

 


Travis Japan【ダンス動画】VOLCANO (dance ver.)

 


Travis Japan「Lock Lock」(Summer Paradise 2018 in TOKYO DOME CITY HALL)

 


Travis Japan【ダンス動画】Talk it! Make it! (dance ver.)

 


Travis Japan 「Happy Groovy」(「ジャニーズJr.祭り 2018」単独LIVE in 横浜アリーナ)

 


Travis Japan「夢のHollywood(アンコール)」(「ジャニーズJr.祭り2018」単独LIVE in 横浜アリーナ)

 

VOLCANOのパフォーマンスがそれはそれは大好きなので、序盤からテンションめちゃめちゃ上がった。スタンディング席だったんだけど、イントロで跳ねた。余談だけど人生初のスタンディング席だったから万全の態勢(動きやすい服と靴、人に引っかからない髪型、小さいポシェット)で挑みつつ怯えてたんだけど、結果的にとても楽しかったです。ただ足は思ったより疲れないんだけど、腰がずっしりと重くなりました。日頃から鍛えておこうね。

 

今回はジャニーズをよく知らない人たちもいる中で、このセットリスト及び選曲はとても良かったんじゃないのかなあという感想。冒頭のVOLCANOはオリジナル曲ではあるけれど、「ええ?ジャニーズ?」って少しマイナスな気持ちを持っている人たちがいても、トラジャの武器であるダンスの強さを伝えられ、ライブを楽しんでもらうための自己紹介として最適な曲だったんじゃないかなと思う。

その次のジャニーズメドレーは、① メドレーだから各曲の尺がコンパクト、② いろんな年代の有名曲詰め合わせ だったので、ジャニーズに詳しくない人にも優しいセットリストだった。有名曲のサビならなんとなく聞いたことあるからノリやすいし、知らなくてもメドレーだからすぐ次の曲にいく。現場特有の高揚感はあるにせよ、あまりに置いてきぼりになっちゃうとテンションが下がってしまうと思うから、この選択は賢いなと思った。

ジャニーズメドレーで印象に残った2曲所感。

そうさ 僕らは 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ

その花を咲かせることだけに 一生懸命になればいい

  (世界に一つだけの花)

これは今回の発見なんですけど、世界に一つだけの花、たぶん任意のアイドルに歌われるとその人のアイドル人生に重ねてしまってしんどくて泣く。これをしめちゃん*6がプロの笑顔で歌っていたのが印象的でした。そうだよトラジャはみんなそれぞれちがう種を持ってちがう素敵な花を咲かせられるアイドルだよ……。

  • シンデレラガール*7

言わずと知れた天才アイドルソング。これの歌い出しがちゃかちゃん*8だったんだけど、キラキラと輝く王子様でした。彼の持つ眼光も相まって、あのときのちゃかちゃんは施政権のある王子だった。たぶん軍事指揮権も持ってる(概念の話)。ちゃかちゃんはやっぱり天才的にアイドルなんだよなあと実感させられた一曲でした。この曲を歌うと決めてくれてありがとう。

 

 

今回のコンサートの普段と最もちがうところは、ジャニーズに興味がない、好きではない、よく知らない方々もたくさんお客さんとしていらっしゃっていたということ。そんな中でのトラジャコーナーでのスタート。先述した通り選曲とセットリストは最高だったと思うし、そしてなによりMCや客席煽りにその場にいるいろんな人を楽しませる配慮が多く感じられて、トラジャっていいなあと思った。個人的な話になるけど、如恵留さん*9が以前のえまる*10で言っていた言葉を少し借りると、周りからの視線や評価をどうしても重要視してしまう性格なので、トラジャのこういうところは本当に安心するし大好き。

とらちゅーぶ*11を見ていても思うけど、彼らは人としての優しさもそうだし、アイドルとしてのコンプライアンスもホスピタリティも兼ね備えていて、見ていて安心できる。そわそわすることがない。

 

現場での体感として、思ってたよりトラジャのファンが多く来ているんだなってことが挙げられるんだけど、如恵留さんの「オースティン見に来たよって人ー?」って煽りにトラジャファンらしき人もたくさん反応していたのがすごく楽しかった。如恵留さんのこういう発言を邪気なしにできるところは才能だと思うし、努力の賜物だなとも思う。ちゃかちゃんの「オースティンすぐ来ますからね!それまで僕たちと盛り上がりましょうね!」(ニュアンス)も無邪気で可愛くて謙虚で、けどしっかりエンターテイナーとしてのプライドも感じられて絶妙だった。

私の近くにいた、オースティンファンの女性に連れられて来たらしき男性(最初オースティンファンかなあと思ったけど、会話を聞く限りファンなのは女性側だけの様子。)がこういう発言に時折にこにこしてらしたのが印象的で勝手に嬉しくなった。トラジャコーナーの中盤あたりではC&Rもやってくれたりしていて、トラジャが優しくて盛り上げ上手なのは、オタクの欲目だけじゃなかったのかもしれないな、と勝手に誇らしい気持ちになった。

 

一つ前のブログ記事

mogu-mogu-mogu.hatenablog.jp 

 (ちなみにこのコンサートへ参加したのはトラジャの松田元太くんを好きになるもっと前。)でも書いたとおり、私はちゃかちゃんのダンスが本当に大好きで。

関節の動きだけでずっと見ていられるし、視線の運び方も本当にツボ。彼が動くたびに私の理解を超越してくるものだから、ずっと見ていたくなる。私の脳内には到底なかった"正解"の動きを叩き出してくる。たしかにそれ以上にしっくりくる動きはないよ、と思わせてくれる。これは同じ振り付けを踊る他の人との優劣ではなく、「ちゃかちゃんの踊り」として見たときの正解です。ちゃかちゃんのダンスが好きすぎて泣いた現場こそが本記事記載のこれです。

ちゃかちゃんのダンスを見ているときは言葉を失う。きゃーってなるより息を呑んでしまう。オースティンのバックでフリーダンスを踊るちゃかちゃんがすごすぎた。ちょっと呼吸忘れた。まだ見たことのない彼の踊りをもっと見せて欲しいと思った。

担当とはちょっと違うんだけど、ちゃかちゃんのダンスはこれからも見続けたいなって改めて思った。彼がパフォーマンスをしてこちらに届けてくれていることに感謝してる。

 

 

コンサート全体として書き残しておきたいのはステージセットについて。正面にメインステージ、その後ろにモニターが3枚(メインモニター1枚、その左右にサブモニター1枚ずつ)、ステージ上部にひし形の骨組みの照明セットという至極シンプルな構成。この照明セットがそれはまあ優秀で、横アリはかなり大きい会場*12なんだけど、コンサート通して横アリが「一つの箱」として感じられたのにはこの照明が貢献していた部分もかなりあったんじゃないかと思う。

まず派手。かなり強めな光。あれ?横アリってこんなに遠くまで見えたんだっけ??ってなるくらい強い光。光が強いから、一本筋の光が遠くまで届く。私がセンター席*13にいたからっていうのもあるけど、センター席では比較的後ろの方でも自分の上空に光がたしかに通過していって綺麗でした。「いまコンサートの熱気の渦の中にいるんだ!」感がすごくて高揚感があった。 光の色やパターンも曲との調和も最高で、とにかく没入させてくれる。

ジャニーズのコンサートでは光はアイドル側の演出の一部であることがほとんどである印象だったから、こういう光によってコンサートの熱気の渦に誘(いざな)われる感覚はすごく新鮮だった。もちろんどちらも好きな感覚。

それからモニターの映像もおしゃれ。そしてめちゃくちゃ綺麗。あのサイズのモニターであんなに解像度高い映像出せたんですね?!と驚いた。CGで描く抽象的なイメージの映像が多かったんだけど、映像にしっかりと奥行きがあった。これはぜひ見習って欲しいなあと思ってしまったり……。

 

このステージセットが存分に行かされたと思っているトラジャ単独パフォーマンスは「愛のかたまり」。

ステージが暗転して、ほとんど灯りはスポットライトのみ、の状態で照らされる如恵留さん。すごく神々しくて、あの瞬間会場全体が息を呑んだ気がした。スポットライトを照らされた如恵留さんによるソロアクロバットコーナーが始まる。

如恵留さんのアクロバットには個人的にクラシックバレエのような印象を持ってる。それは着地の軽さももちろんそうなんだけど(重力0.7Gみたいな着地するよね)、足の運び方がそれを象徴しているなと思う。左右の足が独立して綺麗に動くんだよね。勢いづけてやらない。それから背筋も伸びているし、開始時に掌がスッと伸びている、のもそれらしいなあと。もちろん負担がないわけではないはずだけど、ジャニーズアイドルの中で1,2を争うほど体への負担が少なそうなアクロバットをするなと思います。勝手な素人意見ですが。けど無理はしないでね。

この如恵留さんのアクロバットで完全に雰囲気が変貌したところで愛のかたまりがスタート。このときのメインモニターの映像、宇宙のような神秘的なやつですごくすごく綺麗だった。

 

それからこれはオースティンのコンサート、洋楽のコンサートなので、拳をノリノリで突き上げることができる。曲に合わせて跳ねることもできる(常識の範囲内でね)。これがほんとうに楽しかった。ここでしかできない体感、最高。Lock Lockのフリを頭上でできる楽しさを味わってしまった。Lock Lockと夢ハリ*14がアップロードされないのは、既に定点ダンス動画含めて2本アップロードされているという共通点が関係しているのかなあ。

スマートフォンのライトを使った演出*15も新鮮で楽しかった。センター席からアリーナ全体を見渡すと壮観。これ、ステージから見たらきっととんでもなく綺麗なんだろうなあ。

 

そしてトラジャ全体の感想として、生歌!しかも上手い!!!これはかなり衝撃だった。生でパフォーマンスしているの観るの初めてだったんだけど、まず歌が上手いこと自体知らなかった。ごめんなさい。

あんなに激しく踊っている中での生歌ってだけで凄いのに、それが更に上手くて、トラジャの7人は歌もダンスも規格外なの????

なによりオースティンの歌を聴き慣れて耳が肥えているであろうオースティンファンの前で生歌で勝負するトラジャのプライドに勝手に心を打たれてしまった。

 

以下それぞれのメンバーに対するひと言ふた言の感想。順番と呼び名はUnique Tigersに倣ってます。

  • ちゃかちゃん

上述した通りです。ちゃかちゃんは天才。

  • しめちゃん

モニターに抜かれるときの表情が毎度天才的に可愛かった。プロ可愛い。喉仏がしっかりしていることは知っていたけれど、歌声にあんなに厚みがあるのは発見だった。

  • うみんちゅ*16

「22歳でにゃんにゃんです!」「にゃんにゃんとか痛いやつかよって思った人いるかもしれませんが、今しかできないので許してください!」

(ニュアンス) は秒で許した。このあとしばらくにゃんにゃん弄り*17されるとは露知らず……。あと今のところ私の中でのうみんちゅのベストビジュアルはこの日です。髪型が天才だった。

  • げんげん*18

想像の100倍あざとくてひっくり返った。あまり今まで聞き分けをしていなかったから知らなかったのだけれど、歌声がいい意味で想像していたのと違う。ジャニーズっぽくない、ミュージカル的な歌い方をしますね。

  • しーくん*19

表情の決め方がほんとうに上手。表情も顔の角度も振り付けの一部なんだなって彼を見ているとよく分かる。どのシーンか忘れたけれど、伏し目がちな横顔がいつもの力強さと安定感からは想像できない儚げな美青年で息を呑んだ。

えっ松倉くんってこんなに大人っぽかったんだ?!?!髪型の影響もあるかもしれないけど(前髪分け素敵でした)、表情の運び方がパワフルで色気があって、とらちゅーぶで見ている松倉くんじゃなかった。彼もジャニーズっぽくないミュージカル的な歌い方をする。やっぱり松松かよ*21

  • のえさん(如恵留さん)

入所日おめでとう。私は如恵留さんの聖母のような慈悲深い微笑みが大好きです。生で聴いたら歌声も聖母だった。

 

 

そんなわけでオースティンコンサート、とても楽しかったです。アメリカのアーティスト界を生き抜くオースティンは実力者でかっこよくてお茶目でユニークで、今回のコンサートを通してとても好きになりました。

オースティンを観る機会をくれたトラジャにも、トラジャを観る機会をくれたオースティンにも、どちらにもありがとうの気持ち。

 

このコンサートのあとしばらくは余韻に浸りすぎて、ずっとトラジャとオースティンの曲ばかり聴いていました。

 

*1:

j-island.net

*2:アメリカのシンガーソングライター。

dwn.austinmahone.com

お笑い芸人ブルゾンちえみさんの35億ネタにおいて背景にかかっている曲『Dirty Work』を歌っている人。


Austin Mahone - Dirty Work (Audio)

*3:Travis Japanの略称

*4:ダンスリハーサル動画を、引きの画のカメラ一台で撮影した動画。振り付けやフォーメーションがよくわかる素晴らしいもの。

*5:ジャニーズJr.の公式YouTubeチャンネル

www.youtube.com

*6:Travis Japan 七五三掛龍也

*7:ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ、King & Prince

www.johnnys-net.jp

の記念すべきデビュー曲。

*8:Travis Japan 宮近海斗

*9:Travis Japan 川島如恵留

*10:如恵留さんがジャニーズwebにて公式でやっている月一の連載ブログ。トラジャメンバー全員が月一で更新している。月額330円でデビュー組含めてたくさんのジャニーズアイドルの綴る文章が読めるよ!

*11:Travis Japanの公式YouTube動画を略してこう呼ぶことが多い。

Travis Japan【木曜更新】 - YouTube

*12:横浜アリーナ。キャパシティは17000人

*13:横アリでは一般的に言うアリーナをセンターと言います。

www.yokohama-arena.co.jp  

*14:夢のHollywood

*15:観客全体がスマートフォンのライトをステージ側に向けて掲げるという、参加型の演出。

*16:Travis Japan 中村海人

*17:

j-island.net

*18:Travis Japan 松田元太

*19:Travis Japan 吉澤閑也

*20:Travis Japan 松倉海斗

*21:松松:松倉海斗と松田元太のペアのことを呼ぶ。幼い頃からシンメでずっと一緒に過ごしてきたこの2人は、なにかと言動や思考が被ることが多く、その度に如恵留さんに「やっぱり松松かよ〜」と可愛がられている