この記憶の片隅に

好きを忘れないためのブログ。

アイドル・矢花黎の深みに真剣に向き合ってみる

 

 

【概要】ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ、7 MEN 侍の一員である矢花黎さんのどこに魅力を感じるのかを真剣に考察してみた、全文約11000字の長文記事です。 

 

 

 お久しぶりの記事になってしまいました。

 前回の記事*1、多くの方に見て頂いたようでありがたい限りでございます。どのような方が見て下さったのか、見て下さった方々がこの文を読んで下さっているのかは不明ですが、もしTravis Japan 川島如恵留くんに新たに興味を持ったという方がいらっしゃれば、公式YouTubeであるジャニーズJr.チャンネル*2やISLAND TV*3を覗いてみて下さい。

 

 

 

 さて今回はTravis Japanの話ではなく、同じくジャニーズ事務所に所属するアイドル、矢花黎(やばな・れい)*4さんについての話をしたいなと思います。

 

 矢花くんが一体全体どんな人なのかと申し上げますと、

  • ベース・ギター・ドラム・キーボードの演奏が出来、
  • 現役音大生で、
  • 巧みなワードセンスを有し、
  • ネットに明るく動画編集も出来る、
  • クレバーでクレイジーな、
  • ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ『7 MEN 侍』の一員

です。このスペックが全部ひとりに同居しているだなんて、一旦アイドルということ抜きにしても、非常に興味深い人物じゃないでしょうか。

 

 けど彼の凄いところってそのスペックだけじゃなくて。ギャップという言葉だけじゃ語り切れない、彼から繰り出される予想外の連続こそが彼の魅力なんじゃないかと思っています。「そんなこともできたの?!」だったり、「そこまでするの?!」だったり、はたまた「そんなこともしてくれるの?」だったり。

矢花くんって、もはや「矢花黎」というジャンルのアイドルだと思うんですよ。

っていう記事を書きます。

 

 矢花黎というアイドルとの出会いで私が受けた驚きを忘れたくないなと思って筆を取りました。このブログのコンセプトが「好きを忘れない」なので。ダイマブログ*5とまではいきませんが、せっかく書くならば読んで下さった方に彼の魅力がひとつでも伝わればいいなという気持ちです。動画へのリンクも貼り付けましたので、興味を持った方は是非そちらもご覧になってみて下さい。

とかなんとか言っていましたが全文一万字強の、本当に人に読ませる気あるのかみたいなボリュームの文章となってしまいました。せめてもの気持ちで目次をつけましたので、興味ある項目だけでも読んでいただけましたら幸いです。

 

 

 

 

 

1. 【用語解説】7 MEN 侍とは

 7 MEN 侍(せぶんめんさむらい)は、ジャニーズ事務所所属の6人組グループです。所謂ジャニーズJr.というくくりの中のグループのひとつですね。前述したジャニーズJr.チャンネルでは、デビューに伴い同チャンネルを卒業したSixTONES*6の後継として2019年8月より毎週金曜日を担当しています。

youtu.be

 ちょうど全員の顔がしっかり*7映っているサムネイルの動画があったので引っ張ってきましたが、この動画自体7 MEN 侍全員のバラエティ能力の高さが伺えますのでおすすめです。

 サムネイルの左から今野大輝(こんの・たいき)、本髙克樹(もとだか・かつき)、菅田琳寧(すげた・りんね)、佐々木大光(ささき・たいこう)、中村嶺亜(なかむら・れいあ)、そして矢花黎(やばな・れい)です。*8バンドスタイルとスケートボードを武器にする、平均年齢は20.5歳*9の6人組グループです。名付け親はジャニーさんで、由来は黒澤明監督の名作『7人の侍』。

完全なる主観ですが、7 MEN 侍は「こういう人がグループに一人いると強いよね」っていう人達の集団だと思っています。

 

 彼らのバンド演奏は次の動画をご覧ください。

j-island.net

 本来は今年5月にシアタークリエで公演されるはずだった『ジャニーズ銀座2020 Tokyo Experience』*10の中止を受け、7MEN侍のみんながリモート演奏で届けてくれた動画です。曲はTOKIOさんのJUMBO。

 この動画、見て頂ければわかると思うんですけど、かなり凝った映像になっているんですよ。そう、この動画を編集したのが矢花くんです。*11

 

 

2. 動画編集のできるジャニーズJr.

 動画編集のできるジャニーズJr.って、矢花くん以外にも何人かいるのですが、けっこう新しいなと思うんですよ。最近の風というか。ISLAND TVというタレント自身が発信する動画サービスができたのは2019年3月と比較的最近で、これまでは動画編集ができたとしても知る術がなかっただけとも言いますが*12

 アイドルというのは、これは私の考えですが、多種多様な職種の数えきれない人たちのお仕事によって創り出された”エンターテインメント”を生身の人間の魅力を最大限に用いて届けることのできる職業だと認識しています。だから、動画編集というのはある意味で必須スキルではなかったわけです。だって動画を編集してくれるプロがいるから。

 

 矢花くんは本人も言っているように*13もともとネットに明るい人らしく、彼の動画編集スキルはアイドルという職とは関係なしに得られたものなのかもしれません。けどアイドルにとって、少なくともISLAND TVを手にしたジャニーズJr.にとって、動画編集スキルはめちゃくちゃに強いです。

 ジャニーズ戦国時代とも称される現在、ジャニーズJr.一人ひとりが満足にプロデュース・プロモーション*14を受けられているとは決して言えないんじゃないかと思います。そのため数多くのJr.がISLAND TVを通じて己の魅力を伝えようとしてくれており、アップロードされる動画はかなり多く、正直自身が好きなタレント以外の動画に触れる機会はそう多くはありません。

 

 そんな大量の動画の中で好きなタレント以外の動画を見る機会があるとしたら、①タイトルやサムネイルに興味をひかれたか、②よほど話題になっているか、あるいは③人に勧められた場合くらいなんじゃないかと思います。そして本人によって編集された動画って、この①~③を満たしやすいと思うんですよね。(勿論ただ編集したからというわけではなく、編集や企画のスキルあってこそのものです。)

 ISLAND TVではどうやら発信したアイドル本人がサムネイルを指定することもできるらしく、矢花くんは大抵サムネ用の画像を本編の動画編集とは別に用意してくれています。

j-island.net動画の一部分のみを切り取ったものと比較して圧倒的に情報が伝わりやすく、興味も惹かれやすいです()。また、前述のとおり動画編集ができてそれを発信してくれるアイドルというのはまだまだ珍しく、もちろん本人の腕もありますが、動画編集したというそれだけでも話題になりやすいです()。そして動画編集って、テロップや効果音やイラストや視覚効果、多種多様な技法が使われているんですが、そのいずれもが見る側に「ここに注目してね」とか「ここは笑うところだよ」とかのポイントを教えてくれ、動画を見る手助けをしてくれます。そのため例え動画に映っている矢花くんを知らなくても楽しみやすい。だから、人に勧めやすいんです()。

 また、これって見ている側にとっても楽しみが広がるっていう良さがあって。アイドル本人が編集するというのは、動画の中でアイドル本人が伝えたかったことを違わずに理解する大きな助けになるということだと思うのです。

 

また矢花くんは所謂動画配信のような編集だけでなく、ショートフィルムのようなひとつの映像作品とする編集技術にも長けているようで、YouTubeの企画でメンバーの佐々木大光くんをプロデュースする企画でもその腕を披露してくれました。この動画がほんとうに秀逸なので見てほしいのですが、配信当初は「誰の動画かわからない」状態でアップロードされましたので、念のためネタバレ防止のために本文にはリンクを貼らないこととします。 気になる方のみ脚注でご確認下さい。→*15

 

 

3. 相互発信企画『Woofer887』

 そんな目につきやすく質の高いISLAND TV動画を日々届けてくれる矢花くんがISLAND TVで始めた企画、その名も『Woofer887』演者・撮影・企画・編集・演出のほぼ*16すべてが矢花くんにより成り立っている企画です。

 ここに至るまでのおよそ3000字の中で矢花くんの基本的なプロフィールについてほとんど触れていないのですが、それはこのWoofer887の企画で自己紹介動画があがっているからです。Woofer887、記念すべき第一弾の動画です。

j-island.net

だって本人発信より正しい紹介なんてなくないですか(この記事の趣旨の半分くらいの否定)。わたしはこの動画を見て黎という漢字が書けるようになりました。おそらくこの動画、ご自宅で撮影しているのかなと思いますが、背景がバーチャル映像なのがなかなかに斬新で好きです。この動画の中で矢花くんが

皆さんとコミュニケーションをとりたいっていう僕の野望というか、それを実現できるんじゃないかという、是非ご協力して頂きたい企画なんですけども、(中略)なんでもいいです、皆さんの意見を下さい!!

(矢花黎『Woofer 887 ①自己紹介!』より引用)

と、Twitterのリプライやハッシュタグ機能を用いた視聴者(≒ファン)からの意見の募集を提案してくれています。そして矢花くんは本手法で寄せられた質問について、Woofer887にて実際に回答してくれています。

 

 いくつかのコメント返し動画があげられているのですが、例えばこのふたつ。

これ、一つ目の動画で撮影日とアップロード日のタイムラグについて矢花くん本人より自虐的にテロップが入れられているのですが。二つ目の動画では概要欄に

ひとくち#woofer887では普段と違い、未編集で鮮度重視!

(矢花黎『【ひとくちWoofer】ひとりでコメント返し!①』概要欄より引用)

との記載があるように、おそらく一つ目の反省点を改善するため未編集という手法をとったのでしょう。皆さんの意見に応じて動画を作っていけたら、との言葉通り、コメント返しというファンとのコミュニケーションを鮮度重視で届けてくれました

 

 ほんと矢花くんには失礼な話なんですけど、まさか本当にジャニーズアイドルが自らファンとの相互発信をやってくれるだなんて思わなかったです正直。

 ジャニーズといえばSNSはおろかネット社会とは長らく分離された存在で、今でこそTwitterInstagram・Weiboで公式アカウントを持つグループがあり、YouTubeに公式チャンネルを持ち、写真やグッズのオンライン販売もするようになりました*17が、タレント自身がSNSの情報について言及することはこれまでほとんどありませんでした。SNSへのコメントという、雑誌の編集部もラジオの制作部も通さない、ノンフィルターのファンの声を本人たちが目にすることは長い間なかったと思います。エゴサーチしているアイドルはいたかもしれませんがYouTubeのJr.チャンネルでコメント欄が解放されたり、近年かなり急激に開かれたなという印象はありましたが、やはりどこか距離があるというか、勝手な印象ですがなによりアイドル本人達が特定のコメントに言及することは控えている印象があったんですね。

 私の知る限り、ハッシュタグを用いたファンとのコミュニケーションの先駆者は矢花くんです。Woofer887では、もちろん非常に多くのコメントが寄せられているでしょうから全てに答えてくれるわけではありませんが、かなり分け隔てなく答えてくれているなという印象です。嫌いな食べ物を教えてくれたり、仲良しの和田くん*18に送った自撮りを見せてくれたり、大喜利コメントに言及したり、大好きなB'zさんについてひたすら語ったり、ファンの遭遇エピソードにツッコミを入れたり。いや、ファンの遭遇エピソードに言及してくれるアイドルってそんないます?

 ジャニーズ事務所に所属している方々の多くは小中学生のときに入所していて、普通の子より圧倒的に早く社会に触れます。二つも年が違えば圧倒的な差を感じるような年齢の頃から、何歳も違う先輩たちと一緒に仕事をします。上下関係もしっかりしていると聞きますし、そこで見たものをルールだと認識することがあっても全く不自然なんかじゃないと思います。その中で育ってきたアイドルが、先輩たちのしていないことをするのって、すごく勇気が要ることなんじゃないかと勝手に思うわけです。私はジャニーズアイドルではないので単なる想像でしかないけれど。矢花くん曰く、

僕は、自分のものさしで計っていいと思える事、許せる事、つまりは自分の美学に基づいて活動して参りました。

(ジャニーズJr.チャンネル 『緊急特別企画!最終夜「君に届け~僕からのhappyレター」』*19より)

そうです。普通の社会で生きている私たちにさえ決して容易ではないそれを、ある種特殊な環境で成し遂げ続けることがどんなに凄いことなのかと、察するに余りあります。ほかのジャニーズタレントの意識のくだりについては、矢花くんがどこまで意識してやっているのかは不明ですけども。

 

 そんな続々と新しい試みが取り入れられ日々進化を遂げているWoofer887、今後の展開も楽しみです。

不定期連載のようなこの企画を刷新し続けてくれている矢花くんには、ジャニーズ事務所に居続ける意志や本人にとっての意義のようなものを勝手に感じて嬉しくなったりもしています。好きな人の意思はなによりも尊重したいことですしそれに対してとやかく言う権利はありませんが、好きな人の人生を1ミリも見させてもらえなくなることはやっぱり寂しいですから。

 

 

 

4. 楽器の神に愛された、心優しき現役音大生

 7 MEN 侍はバンドスタイルのアイドルです。そして矢花くんは、ベース・ギター・ドラム・キーボード(※公式プロフィールの特技の欄にはベース・ギター・ドラムとあり、本人曰く「鍵盤はギリっすよ」)を演奏することができます。

 まずこちらの動画、できれば見て頂きたいのですが、概要欄を引用しておきますので企画の概要だけでもご覧ください。

youtu.be

どうも「7 MEN 侍」です。実は僕たちバンドなんです!アイドルでもありますけど…。

ですので今回は、「楽器の音だけで演奏者を当てる!」に挑戦しました。矢花はマルチプレーヤーでベース、ギター、ドラム、キーボードなどなんでもできちゃうんです!あいつスゴいでしょう。。。

例えば、ベース担当の嶺亜と矢花が楽器を弾いて、音だけを聴いてどちらが嶺亜の音か当てるという対決企画です。全部の楽器で挑戦してみました!

(YouTube概要欄より引用)

矢花くんと7 MEN 侍の各楽器の担当メンバー、弾いているのはさてどっちでしょう?という企画です。この企画がいけるだろうとYouTubeのスタッフさんに信頼されている矢花くんの演奏技術が凄い。概要欄に「あいつスゴい」って書かれている矢花くんスゴい。スタッフさんの目論見通り、メンバーによる「どっちが矢花でしょう」予想は意見が割れつつ挑戦は進みます。しっかり企画が成り立っていてスゴい(3回目)。

 矢花くん以外のメンバーの演奏技術が劣るということでは決してありません。動画内で出題者二人がお互いの演奏に寄せる様子からも、演奏に対するメンバーの批評からも、7 MEN 侍が日頃から真剣に音楽に向き合っていることが分かります。そしてそんな彼らの演奏相手にこの企画を成り立たせる矢花くんの演奏技術は、メンバーが総評している通り本当に凄いんだなということが分かります。

 サックスを持ったことがないという矢花くんの演奏に寄せる琳寧くんほんとうにすごい。こういうバンドという特性を生かした企画、またYouTubeでやってくれないかなあ。

 

 矢花くんはその演奏技術を生かして、一人バンドをしたり*20、一人四役セッションをしたり*21、弾き語りをしたり*22している様子をISLAND TVにて配信してくれています。お歌も上手です。事務所の先輩である内博貴さんのコンサートにもベーシストとして出演した経験もあります。こちらはジャニーズ事務所の公式YouTubeチャンネルにあがっていますのでよろしければ是非*23

 

 

 高い演奏技術を持ち、趣味は音楽を聴くこと、そんな矢花くんは大層音楽が好きなのだと思うのですが、彼はジャニーズであるとともに現役音大生でもあります。専攻等は公開していないのでどういったことを学んでいるのかは現状分かりませんが*24、そんな彼はWoofer887の企画の一つとして、音楽についての授業をしてくれる矢花音楽学校を開校してくれました。

j-island.net現役音大生から、音楽の理論の導入的なものを学べるという贅沢極まりない動画です。私はこの矢花音楽学校を受け、音楽について理論的に学びたいなと思って、本を購入し独学ですが勉強し始めました。最近は矢花くんの届けてくれる音楽をもっと楽しむために、良質なイヤホンを購入しようとしているところです。おすすめの商品がありましたら是非ともご教授ください。

 彼は音楽を

普通に生活している中で、結構近い距離間で接する芸術
(矢花黎『矢花音楽学校 1限目.音楽を学ぶ理由』より引用)

と評し、7 MEN 侍の音楽を、それに限らず身近な芸術である音楽を楽しんでもらうために理論を知ってほしい、メリットしかないから、と第一弾では音楽を学ぶ理由について語ってくれています。自分たちの音楽を楽しんでほしいという自らのスタンスに対して、ファンに音楽について学んでもらうという形のアプローチを取る。手の内を誤魔化すことのない、非常に誠実な手法だと思いました。これは憶測ですが、時折あげてくれる機材紹介動画*25ももしかしたらそういった意図があったのかもしれません。そして教えるという形をとってはいるものの、押し付けるような印象は一切受けません。

 これは彼の人柄の影響だと思っていて、矢花くんって本当に優しい人なんですよ。上の動画のなかでも、「そういう楽しみ方ももちろん良いと思うんだけど」とか、「僕の知った感動を分け与えたい」とか、言葉選びがほんとうに優しいです。矢花くんは謙虚でいて尚且つ人を否定しない、包容力のある優しさを持っている人だという印象を持っています。

 

 

5. アイドル 矢花黎

 これだけのスペックを有し、音楽に対して非常に真摯な矢花くん。少し穿った見方になりますが、彼はジャニーズという場でなくとも活躍できる人材なんじゃないかと思います。音楽をできる場というのは昨今いろんな場が用意されていますし、ジャニーズにいると、少なくとも現状では、音楽“だけ”をやっていくのは難しいことです。それでも彼がジャニーズ事務所に所属し、アイドルでいる理由はなんなのだろうと思うときがあります。その答えはまだわかりませんしきっと一生わからないままですが、

皆さんと僕とで、滅茶苦茶面白い事していきましょう。

(矢花黎『Woofer 887 ①自己紹介!』より引用)

に答えの一部があったりするのかなあとぼんやりと思っています。

 

  けどその一方で、矢花くんってすごくアイドルらしい人だなと思うわけですよ。YouTubeの企画中のゲームで「愛してるって言おう」と発言した嶺亜さんに対して揶揄することなく「100点の回答」と評し即座に賛成したり*26ジャニーズ事務所に入所した記念すべき日にはファンに向けた感謝の動画*27をあげてくれたり、ジャニーズJr.8・8祭り*28ではステージから投げキスをしてくれたり。

 そして矢花くんはとても魅せ方が上手な人で、Woofer887での各シーンの切り取り方やカメラアングルはうまく需要をおさえていてとても唸ります。音楽を魅せるという意味でも、矢花黎という人物を魅せるという意味でも。それらは計算なのか無意識なのかをこちらに悟らせないほど自然で、努力なのかセンスなのか、はたまた両方なのかは分かりませんが、私はそこに彼のアイドル性を感じます。

 Woofer887での語り掛けもそうでしたが、言語化されていない部分についても、彼はいつもファンを意識してくれている印象があります。ファンを意識しているということ自体がアイドルとしての自意識なんじゃないかと私は思っていて、多芸多才で音楽を愛する矢花くんがアイドルとしての自意識を持っていることに未来を覚えるのです。

 

 矢花くんは本当に凄い人で、底知れぬ魅力があります。今後どうなっていくんだろう、何をしてくれるんだろうという未知への楽しみがあります。アイドル矢花黎という市場規模が拡大していって、烏滸がましいながらも前述の彼の発言の“皆さん”のうちの一人として、矢花くんと滅茶苦茶面白い事していきたいです。

 

 

  ジャニーズJr.8・8祭りドキュメントの最後の方で、おそらく最初の階段での登場の直前かな。リズムを刻むようにしながら静かに出番を待つ矢花くんを見てグッときました。コンサートあるいはコンサートの映像を見たときに、矢花くんの姿をたくさん見つけられる日が来ることを心待ちにしています。もっと早めの欲で言うなら7 MEN 侍にもweb連載が欲しいです。矢花くんの届けてくれる文字を浴びたい。

 

 今回は完全に矢花くん個人に焦点を当てて記事を書きましたが、7 MEN 侍自体魅力に溢れたグループですので、それについてもまた文字に残せたらいいなあと思います。

 

 

 

こんな超長文を書いている間に、凄まじい動画があがっていました。例のごとく編集が矢花くんの、小川優くんとのコラボによるMV風の演ってみた動画です。矢花くんはベースとボーカルを担当しています。 

j-island.net

 これまでは矢花くんに対して「本当に凄いし見つかってほしいし見つかったら絶対に人気が出るって思っているけど、やっぱり今はちょっと自分だけ良さを知っているみたいな気持ちに浸りたい(※決してそんなことはない)」という非常に拗らせたスタンスを持っていたんですけど、この非常に凝った動画に圧倒され「矢花くんは一刻も早く一人でも多くの人に見つかるべき。」という気持ちが100%になりました。

感情を乗せ歌唱する様子は儚くも力強くもあり、表現者としての腕を感じます。矢花くん、上ハモも下ハモもできたんだ……。

 

 

 

 

*1:

mogu-mogu-mogu.hatenablog.jp

 

*2:

ジャニーズJr.の中から5グループが各曜日を担当し、毎週20:00頃に配信していきます。動画の内容は、音楽コンテンツをはじめ、普段見せたことのないトークや、バラエティ、チャレンジングな企画まで、グループごとに企画会議を開いて挑戦していきます。ジャニーズ公式 YouTube コンテンツは、世界中の視聴者に向けて公開されます。

(ジャニーズJr.チャンネル概要欄より引用)

Travis Japanの動画は毎週木曜に配信されています。

www.youtube.com

 

*3:ジャニーズ公式エンタメサイト。タレントの撮影した数秒~十数分程度の動画を配信したり、時々コンサートの生配信を実施したりしています。ISLAND TV

*4:一応公式のプロフィールを貼っておきます。矢花黎 プロフィール | ISLAND TV

*5:明確な定義はおそらく存在しませんが、ダイレクトマーケティング(:マーケティング対象に直接的にアプローチし、購入や利用等の具体的な行動を促すといったコミュニケーションを利用したマーケティング方法)に由来した、あるタレントやグループ、あるいは商品について魅力を紹介するブログのことです。たぶん。

*6:SixTONES(ストーンズ) Official web site

*7:正確には矢花くんだけ目にトランプが刺さっていてお顔が分からないのですが、これから詳しく紹介させて頂きますのでご容赦ください。

*8:敬称略

*9:2020年6月現在

*10:シアタークリエ『ジャニーズ銀座2020』

*11:正確に言うと明確なクレジットはありませんが、公演中止を受けて公演日に挙げてくれていたこれまでのMC動画は編集が矢花くんだったこと、動画のスタートの映像効果などからそう判断しています。違っていたらほんとうにごめんなさい。けど矢花くんが動画編集できるのは本当に本当です。

*12:デビュー組でしたらコンサートの演出や特典映像等で知る術があったのかもしれません。 

*13:矢花黎「【ひとくちWoofer】ひとりでコメント返し③」 | ISLAND TV この動画の1分くらいですね。

*14:プロデュースは宣伝であるプロモーションの前段階にあたり、企画意図や演出意図のことを指す。

*15:

youtu.be

youtu.be

一本目が7 MEN 侍としての企画の趣旨の動画、二本目が矢花くんによる動画です。編集のみならず、ナレーション・企画・演出・撮影も矢花くんによるものです。

*16:時折撮影協力者がいたり、誰かとコラボしたりします

*17:

johnnys-shop.jp

*18:同じくジャニーズ事務所所属の、Jr.SPというグループのメンバー。和田優希 プロフィール | ISLAND TV

*19:https://youtu.be/ZKFhXuDqtCQ?t=359 秒数指定済

*20:矢花黎「矢花バンド」 | ISLAND TV

*21:矢花黎「【ひとくちWoofer】1人4役セッション!」 | ISLAND TV

*22:矢花黎「【ひとくちWoofer】内くんの曲弾き語りしてみた!」 | ISLAND TV

*23:

youtu.be

*24:今は現役だからなにを学んでいるかとか公開すると学校が分かってしまったりするかもしれないので、いつかどんなことを学んでたのか、なにに感銘や影響を受けたのか聞ける日がくるといいなあという勝手な願いはあります。

*25:矢花黎「Winter Paradise 2019」 機材紹介 | ISLAND TV

*26:

www.youtube.com

*27:矢花黎「2/6で入所9周年!感謝!」 | ISLAND TV

*28:2019年8月8日に東京ドームにて開催された、ジャニーズJr.の単独公演。当日本編はISLAND TVで生配信され(ジャニーズ初のライブ全編生配信決定 ジャニーズJr.19年ぶり東京ドーム単独公演 | ORICON NEWS)、その後『素顔4』という名で本編・ドキュメントともにDVD化されました(ジャニーズJr.約19年ぶり映像作品、初週40万枚超え1位【オリコンランキング】 | ORICON NEWS)。残念ながら今はもう手に入らない商品ですので、お近くに素顔4所有のジャニーズJr.ファンがいらっしゃる方は見せて頂いてください……。